先週末は社内用の撮影をしてました。
時代劇もの。
とは言ってもロケ場所は渋谷、永田町など都会。
設定は江戸時代からタイムスリップをしてしまった侍。
社内用のビデオなのでカメラとディレクターを兼任。
でも最近、カメラを兼任することが増えている…。
こういった所に広告業界不振ぶりがビリビリと伝わってくる。
景気と共に一度崩れ始めたメディア業界は
変わり始めている。
先々週の週刊ダイヤモンドの予想では
5年後に民放2局が赤字に転落し、
10年で新聞の売り上げは半減と予想しているが、
コレはもはや予測の領域ではないなと思う。
光インターネットのインフラが整い、高速化すればするほど
電波は力と価値を失い始めている。
現在、番組制作費は下落の一途を辿っているし、
質もガタ落ち。インフォマーシャルまみれ。
昼間の時間帯はインフォマばかりがキー局を占領している。
事実、うちの会社もインフォマーシャルの制作が増えている。
NHKだけは質が向上していると言われているが
質が劇的に向上しているというよりは
他局の質が落ちて、良い人材がNHKに集まっているというのが印象。
番組制作でも広告制作でも今まで以上の仕事量を求められて
質より量を求められるようになっている。
広告業界で働いているが、どちらかというと広告よりではない制作を担当することが多いオレ。
短編よりも長編もの、長期制作物が多い。そしてカメラをまわすこともしばしば。
これがオレのスタンスなのかなと最近否定できなくなってきた。
今後は国際的なプロジェクト、ドラマ系制作を増やしたい。